ごあいさつ


演劇創造都市札幌プロジェクト
代表
蔵 隆司
(宮越屋珈琲パリアッチ店主)

 

公共と民間の協同によるプロ芸術集団を札幌に。

プロの演劇人がいる街、札幌を目指す、8年前、その議論が始まりました。この挑戦はわたしたちが初めてではありません。多くの先輩たちが挑戦し、挫折を繰り返してきた課題です。それほど演劇が職業として成り立つ環境は厳しい、芸術というジャンルの多くがそうであるように。何故だろう?という疑問に始まり、やはり克服する課題ではないかと議論は始まりました。公共と、民間の協同によるプロ芸術集団が札幌という地方中核都市にあっていい、と私たちは考えます。先進国には当たり前のように存在し、国内の他の地域でもいくつかその試みはありますが、札幌、北海道ならではの独自の演劇集団の実現を目指したい、そんな思いから今回、より具体的な提案を多くの市民と一緒に考え、行動していきたいと思います。